インフルエンサーギフティングとは?費用相場・依頼方法・ステマ規制まで解説

コスメや美容商材をインフルエンサーに使ってもらい、SNSで広めたい

そんなときに有効なのがギフティングです。

比較的低コストで始められ、リアルな口コミ(UGC)を増やしやすい一方で、PR表記やステマ規制への対応を誤ると法令違反につながるリスクもあります。

本記事では、美容ブランド・サロン向けに、ギフティングの基本から費用相場、依頼方法、ステマ規制の注意点まで実務目線でわかりやすく解説します。

目次

ギフティングとは?

ギフティングとは、インフルエンサーやSNS発信者に商品を無償提供し、実際に使った感想を発信してもらうマーケティング施策です。

美容業界では、化粧品やスキンケア商品、ヘアケア用品、美容機器などで広く活用されています。

ギフティングのメリット

・比較的低コストで始められる
・リアルな口コミ(UGC)が増える
・広告感が少なく共感を得やすい
・集まった投稿を広告やLPに二次活用できる

ギフティングの注意点

一方で、商品を送れば必ず投稿してもらえるわけではありません。

ギフティングはあくまで「商品提供」であり、投稿の有無や内容は発信者の判断に委ねられるケースが一般的です。

そのため、事前に投稿条件やPR表記について認識を合わせておくことが重要です。

ギフティングとPR案件の違い

混同されがちですが、ギフティングとPR案件は異なります。

項目ギフティングPR案件
報酬商品提供のみ商品+金銭報酬
投稿義務ない場合が多いある場合が多い
費用比較的安い高くなりやすい
投稿の自由度高い指定が入ることが多い
UGCの自然さ高い案件感が出やすい

まずUGCを増やしたい場合はギフティング、確実に投稿本数を確保したい場合はPR案件が向いています。

ギフティングの費用相場

インフルエンサー起用の場合

報酬を伴うPR案件では、フォロワー数 × 2〜4円が費用相場のひとつの目安とされています。

例えば、

・フォロワー1万人 → 2〜4万円程度
・フォロワー5万人 → 10〜20万円程度
・フォロワー10万人 → 20〜40万円程度

ただし、エンゲージメント率やジャンル、媒体によって大きく変動します。

ギフティングの場合

商品提供のみの場合は、商品原価・送料・発送作業コストが主な費用になります。

比較的低予算で実施できるため、まずは少人数から試したい企業にも向いています。

KOC活用という選択肢

近年注目されているのが、KOC(Key Opinion Consumer)の活用です。

KOCとは、一般消費者に近い立場で発信するSNSユーザーのことです。

フォロワー数は1,000〜1万人程度でも、

・フォロワーとの距離が近い
・リアルな口コミとして受け取られやすい
・費用を抑えやすい

という特徴があります。

美容商材では、インフルエンサーよりもKOCの方が高い反応を得られるケースも少なくありません。

ギフティングの始め方【5ステップ】

① 目的とKPIを決める

まずは施策の目的を明確にしましょう。

例えば、認知拡大・UGC獲得・指名検索増加・EC購入促進などです。

目的によって起用すべき発信者や評価指標が変わります。

② 発信者を選定する

フォロワー数だけで判断するのはおすすめできません。

重要なのは、ターゲットとの親和性・発信内容・エンゲージメント率・ブランドとの相性です。

美容商材の場合は、実際に商品を愛用してくれそうな人を選ぶことが成果につながります。

③ 条件をすり合わせる

依頼前に以下を明確にしておきましょう。

・提供内容
・投稿時期
・PR表記
・投稿媒体
・二次利用の可否

後からトラブルにならないよう、文面で残しておくのがおすすめです。

④ 商品提供・投稿

商品を発送し、投稿してもらいます。

この際、PR表記ルールを必ず共有しましょう。

⑤ 効果測定

投稿後は、

・保存数
・いいね数
・コメント数
・プロフィール訪問
・指名検索数
・購入数

などを確認し、次回施策に活かします。

そのまま使える依頼文テンプレート

〇〇様

はじめまして。△△(ブランド名)の担当△△と申します。

〇〇様の投稿を拝見し、当ブランドとの親和性が高いと感じ、ご連絡させていただきました。

このたび弊社商品「商品名」をぜひお試しいただきたく、無償でご提供させていただければと思っております。

ご使用いただいたうえで、もしご興味を持っていただけましたら、率直なご感想をSNSでご紹介いただけますと幸いです。

なお、ご投稿いただく場合は景品表示法(ステマ規制)に基づき、「#PR」や「提供:△△」などの表記をお願いいたします。

投稿の有無や内容につきましては、〇〇様のご判断にお任せしております。

ご検討のほどよろしくお願いいたします。

返信率を高めるポイント

インフルエンサーには、日々多くの企業からギフティングやPR案件の依頼が届いています。

そのため、定型文のようなメッセージは埋もれてしまい、読まれずにスルーされることも少なくありません。

返信率を高めるためには、メッセージの冒頭で「なぜその人に依頼したのか」を具体的に伝えることが大切です。

例えば、

  • 「〇〇の投稿の世界観がブランドと合うと感じました」
  • 「△△の商品レビューがとても分かりやすく、ぜひお願いしたいと思いました」
  • 「美容に関する発信内容が弊社のターゲット層と親和性が高いと感じました」

といった一言を添えるだけでも印象は大きく変わります。

発信者は、自分のアカウントや投稿をしっかり見たうえで声をかけてくれていると感じると、企業への信頼感や興味を持ちやすくなります。

大量送信のような依頼文ではなく、「あなたにお願いしたい理由」を伝えることが、返信率向上の第一歩です。

ステマ規制の必須対応

2023年10月1日から施行されたステマ規制により、商品提供(ギフティング)も「対価」に該当する可能性があります。そのため、事業者が投稿に関与している場合はPR表記が必要です。

押さえておきたいポイント

・商品提供のみでもPR表記が必要になる場合がある
・責任を負うのは事業者(広告主)
・投稿冒頭やキャプション冒頭など、分かりやすい位置に表示する
・InstagramやTikTokの公式タイアップ機能も活用する

NG例

・#PRを大量のハッシュタグの最後に埋もれさせる
・広告であることが分からない場所に記載する
・PR表記をしない

ギフティングで失敗する企業の共通点

フォロワー数だけで選ぶ

数字だけで選ぶと、ターゲットとのズレが起きやすくなります。

依頼する前に、投稿をいくつか見る事もユーザー選びのポイントです。

PR表記ルールを共有していない

投稿後に修正依頼が発生し、トラブルになるケースがあります。

必ず、指定のハッシュタグやタイアップラベルなどの表記を伝えましょう。

二次利用許諾を取っていない

せっかく良いUGCが集まっても、広告やLPで活用できなくなります。

広告などで二次利用をする際は、必ず投稿者本人に承諾を得るようにしましょう。

よくある質問(FAQ)

商品提供だけならPR表記は不要ですか?

不要ではありません。
商品提供も対価に該当するため、事業者が関与している場合はPR表記が必要です。

PR表記をすると反応が下がりませんか?

反応が下がる可能性もありますが、
PRであることを隠した投稿は炎上や行政指導のリスクがあり、ブランド毀損につながる可能性があります。

まとめ

ギフティングは、比較的低コストでUGCを増やせる有効なマーケティング施策です。

成功のポイントは、

・商材と相性の良い発信者を選ぶ
・PR表記ルールを事前に共有する
・投稿後の二次活用まで設計する

ことです。

また、ギフティングは単発で終わらせるのではなく、継続的にUGCを創出できる仕組みづくりが重要です。

Vimmyでは、美容商材に特化したUGCクリエイターのアサインから、投稿管理、薬機法・ステマ規制を考慮した運用サポートまで一括で対応しています。

ギフティングを始めたいけれど、誰に依頼すればいいかわからない

継続的にUGCを増やしたい

という企業様は、お気軽にご相談ください。

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